ハリスホークを逃した裁判について

ハリスホークの移動・キャリー|桐箱と箱仕込み、車での運搬の実体験

飼育について
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ハリスホークを迎えると、通院や外出、訓練場所への移動など、家の外へ連れていく場面があります。

我が家では、移動用に知人が手作りしてくれた専用の桐箱を使っています。初期は狩場へ向かう車移動が中心で、都内では電車を利用した経験もあります。

ただ、箱を用意すれば、すぐに落ち着いて移動できるわけではありません。箱の中に入ることに慣れてもらう「箱仕込み」も行ってきました。

この記事では、実際に使っている桐箱の特徴と、箱への慣らし方、移動時に気を付けたいことを紹介します。

我が家では、移動用に専用の桐箱を使っている

使っているのは、知人に作ってもらったハリスホーク用の桐箱です。

持ち運ぶと重さは感じますが、私には丈夫さと軽さのバランスがよく、使いやすい道具でした。もっと軽量化できる部分はあるかもしれませんが、現在も大きな不便は感じていません。

一方で、使いながら「止まり木があった方がよかったかな」「サイズはこれでよかったかな」と考えることもあります。

今の箱に不満があるというより、実際に鳥を入れて運ぶことで、道具を見る視点が増えたという感覚です。

これからキャリーを用意する方も、素材や見た目だけで決めず、鳥の体格、持ち運び方、清掃のしやすさなどを購入先や経験者と相談して選んでください。

箱の床には、取り外して洗える人工芝を敷いている

桐箱の床には人工芝を敷いています。取り外して洗えるようにしているため、汚れたときに手入れがしやすい点が気に入っています。

我が家の箱には、止まり木を設置していません。

以前、尾羽を傷めないように中へ止まり木を設けることも考えましたが、箱とのサイズの兼ね合いが難しく、現在は床敷で使っています。

これは我が家の箱の仕様であり、どのキャリーでも止まり木が不要という意味ではありません。

鳥の体格と箱の内寸、尾羽の位置などによって、適した構造は変わります。止まり木を付けるかどうかも、箱と個体を実際に見ながら判断する必要があります。

体格や移動用の桐箱については、ハリスホークの大きさと飼育スペースでも紹介しています。

箱仕込みで、自分から入れるように慣らした

移動に備えて行ったのが「箱仕込み」です。箱に入ることへの抵抗を減らし、中で過ごすことに慣れてもらうための訓練です。

我が家では、箱の中に餌を置き、それを取りに入る経験を繰り返しました。

最初から無理に押し込むのではなく、箱へ入って餌を取ることを重ねながら、慣れてもらうつもりで進めていました。

そのうち、箱を開けると自分から入っていくようになりました。

自ら入れるようになったことで、移動の際に箱へ入れる作業もスムーズになったと感じています。

ただし、同じ方法なら必ず同じように進むわけではありません。箱の形や個体の反応も違うため、具体的な進め方は購入先や指導者に相談してください。

また、箱に入れることと、車の揺れや音に慣れていることは別です。箱仕込みができたから長時間の移動も大丈夫、とは考えていません。

据えや据え回しを含めた訓練の全体像は、ハリスホークの訓練についてにまとめています。

車での移動は、近場から1〜2時間程度まで

飼い始めの頃は、狩場への移動などで車を使うことが中心でした。

近場なら20分ほど、離れた場所へ向かうときは1〜2時間ほどと、移動時間はさまざまでした。

箱は、車の荷室や後部座席など、空調が届く場所に置き、走行中に動かないよう固定していました。

鳥を入れる箱そのものだけでなく、その箱を車の中でどう運ぶかも大切です。ずれたり倒れたりしないことに加え、固定用の道具や周囲の荷物で通気口をふさがないようにします。

我が家で使っていたのは空調が届く範囲であり、客室から独立した密閉トランクに入れていたわけではありません。車によって荷室の構造は違うため、鳥を置く位置まで空調が届くか、換気を確保できるかを確認してください。

車内の快適さだけでなく、箱の中にも目を向ける

私は、人間が快適に過ごせるように車内の空調を調整していました。

ただし、座席で人が感じる温度と、箱を置いている場所や箱の内部の状態が同じとは限りません。

これから準備する方には、空調の設定だけでなく、箱の置き場所、日差し、空気の通り道まで確認してほしいと思います。

カバーを使う場合も、通気を妨げないようにする必要があります。

また、休憩のために駐車したときも、鳥だけを車内に残すことは避けてください。走行中と停車中では、車内の環境が変わります。

参考:VCA動物病院による鳥の移動時の注意点(英語)

途中で休憩を挟み、様子を確認していた

車で出かけるときは、途中で休憩を挟んでいました。

休憩中に一度外へ出し、霧吹きで水をかけたり、少量の口餌を与えたりすることもありました。

ここでいう口餌は、少量の餌のことです。霧吹きや給餌は、私がそのときの様子に合わせて行っていたもので、休憩のたびに必ず行う手順ではありません。霧吹きも、飲み水の代わりになるものではありません。

また、休憩だからといって、どこでも箱を開けてよいわけではありません。

人や車の往来、周囲の動物、鳥の反応を確認し、安全に扱える場所かを先に考える必要があります。

我が家でも、開けた際の飛び出しを想定し、ヒモを固定するなどの配慮をしていました。ただし、固定位置やヒモの取り回しは、箱の構造や係留具によって異なります。

絡まりや挟み込みにも関わるため、文字だけを参考に同じ取り付け方を再現せず、実物を見てもらいながら確認してください。

電車で移動した経験もあるが、利用条件は事前確認が必要

都内では、電車で移動したこともあります。

その際は、大きめのマフラーをカバーとして流用し、箱に掛けて外から中が見えにくいようにしていました。

ただし、これは当時の経験です。カバーを掛ければ持ち込める、という意味ではありません。

公共交通機関を使う際は、利用する会社に「ハリスホークを運ぶ」と具体的に伝え、持ち込みの可否や容器の条件を事前に確認してください。

例えば、JR東日本には小動物の持ち込みに関する規定がありますが、それだけでハリスホークが利用可能とは判断できません。鳥の種類、容器の寸法や重量などを伝えて確認する必要があります。

駅や車内でケースから出さないことなど、利用条件にも従ってください。

JR東日本:手回り品

カバーも、外から見えにくくすることを優先しすぎず、換気を確保できる掛け方にすることが大切です。

移動中に吐いたこともあり、連れていくか迷う場面もある

最近は、輸送中に箱の中で吐いたこともありました。

私は車酔いかもしれないと感じましたが、原因が確定しているわけではありません。

以前は問題なく移動できていても、同じ条件でずっと移動できるとは限らないと感じています。

吐いたときに「移動中だから車酔いだろう」と決めつけず、繰り返す場合や普段と様子が違う場合は、鳥を診療できる獣医師へ相談してください。食事の調整も、自己判断で長時間餌を抜く方法として考えないでください。

連れていった方が一緒に世話をできる場面もありますが、移動の負担を考えると、預けた方がよいのか悩むこともあります。

外出や預け先については、ハリスホークの留守番・旅行の準備で紹介しています。

移動用の箱は、普段から慣れておくための道具

私にとって桐箱は、ハリスホークとの外出を支えてくれた道具です。

知人に作ってもらった箱に人工芝を敷き、箱仕込みを続けるうちに、自分から入っていくようになりました。そうした積み重ねが、外出時の扱いやすさにつながったと感じています。

一方で、箱に入れば準備が終わるわけではありません。固定方法、温度や換気、休憩する場所、到着後の過ごし方まで考える必要があります。

通院など、急に移動が必要になることもあります。外出の予定ができてから慌てるのではなく、普段から使う箱に慣れておくことを、日々の飼育の一部として考えてみてください。

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