ハリスホークを逃した裁判について

ハリスホークのジャンプアップ|始め方と呼子の合図、日々の運動の実体験

訓練について
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我が家では、ハリスホークの給餌に合わせて、パーチからグローブへ飛び移る「ジャンプアップ」を取り入れています。

最初から合図だけで飛んできたわけではありません。餌を見せても、その場で餌鳴きをするだけで、グローブに来ない時期もありました。

歩いて移れる距離から始め、少しずつ距離を離し、呼子の合図を使うようになった。その積み重ねが、現在の日々の運動につながっています。

この記事では、私がどのようにジャンプアップを始め、続けてきたかを紹介します。距離や高さ、餌の与え方は我が家での実例であり、すべての個体にそのまま当てはめるための手順ではありません。

我が家で行っているジャンプアップとは

この記事でいうジャンプアップは、パーチにいるハリスホークをグローブへ呼び、飛び移ってもらう運動です。

我が家では、日々の給餌にこの運動を組み合わせています。現在は以前ほど据え回しに出る頻度が高くないため、普段の生活に運動を取り入れる機会にもなっています。

ただし、ジャンプアップができれば、屋外での呼び戻しやフリーフライトもできるというわけではありません。慣れた場所での反応と、環境が変わったときの反応は分けて考えています。

訓練全体の流れについては、ハリスホークの訓練の記事も参考にしてください。

最初は歩いて来られる距離から始めた

最初期は、パーチからグローブへ歩いて移れるほど近い距離から始めました。

グローブに餌があるように見せ、まずはそこへ移ってくることを覚えてもらいました。

その後、一歩飛べばグローブに届く距離へ進み、そこから徐々に離していきました。初めから高さや距離を求めたわけではありません。

段階 我が家で行ったこと
最初期 歩いてグローブへ移れる距離で誘導する
次の段階 ひと跳びでグローブへ移れる距離にする
慣れてから 反応を見ながら徐々に距離を離す

それぞれの段階を何日で終える、と決めていたわけではありません。目の前の個体の反応を見ながら進めていました。

餌を見せても、鳴くだけで来ないことがあった

初めの頃は、餌を見せても餌鳴きをするだけで、飛んでこないことがありました。

当時の私には、「餌は待っていれば与えてもらえるもの」と認識しているように見えました。もちろん、鳥が実際にどう考えていたかを確認できるわけではなく、行動からの私の受け止めです。

そこで、体重管理や調教の一環として、グローブへ移ることと給餌を結び付けていきました。

単に餌を見せるだけでなく、「自分でグローブへ来ると食べられる」という経験を重ねたことが、ジャンプアップを続けられるようになった理由のひとつだと感じています。

呼子の合図でグローブへ来るようになった

慣れてからは、餌を見せずに呼子を使い、グローブへ呼ぶようにしました。

最初は目に見える餌を目当てに来ていたところから、合図に反応して来られるようにしていった形です。

ここでいう「餌がなくても来る」は、主に、餌を見せていなくても合図で来るという意味です。給餌そのものが不要になったわけではありません。

来た後に餌を与える回と、与えない回があった

私の場合、グローブへ来た後に口餌を与えることもあれば、与えないこともありました。

ただ、餌を与えない回が続くと、来なくなることもありました。私には「来ても餌がないのでは」と疑っているように見えましたが、確認できたのは、餌を与えないことが続いた場面で反応が落ちたということです。

合図を覚えたからといって、いつまでも同じ反応が続くわけではないと感じた経験でした。

これは、餌を与える回数を減らすことを勧めるものではありません。合図に対してどう反応しているかを見ながら、訓練の進め方を考える必要があります。

慣れてからの高低差は約1m

我が家で行っているジャンプアップでは、パーチとグローブの高低差が約1mになることがあります。

これは床からグローブまでの高さではなく、パーチの止まり位置とグローブとの高低差です。また、横方向の距離を1mに固定しているという意味でもありません。

この高さは、慣れてきた我が家の個体での実例です。初心者が最初から目標にする高さや、すべての個体に適した負荷として紹介しているわけではありません。

最初に行ったのは、あくまでも歩いて来られる距離からの練習でした。

高さを増やす前に、周囲と道具を確認する

ジャンプアップでは鳥が羽を広げて移動するため、パーチに止まっているときだけを基準に配置を考えないことが大切です。

窓や壁、家具、回転している扇風機などに接触しないか、移動する範囲まで含めて確認する必要があります。

また、普段パーチに係留している状態のまま、飛べる距離を超えて呼ぶと、係留具に急な力がかかるおそれがあります。ジェスやリーシュなどの扱いは、使用する道具と訓練環境に合わせ、経験者に実際の状態を見てもらってください。

グローブ選びについては、ハリスホークのグローブの記事で、私が使ってきたものの感想を紹介しています。

回数を決めず、反応が悪くなったら終了する

我が家では、毎回同じ回数をこなすようにはしていません。

終了の目安にしているのは、反応が悪くなったタイミングです。私としては、集中が切れたと感じる場面でもあります。

ただし、来なくなった理由が必ず集中力だけとは限りません。いつもと違う様子があるときまで、「やる気がないだけ」と決めつけないことは大切です。

決めた回数を終わらせるために、無理に続けることはしていません。

終了後は、残りのご飯をグローブで与える

時間に余裕があるときは、いったん時間を置くこともありました。

一方で、反応が悪くなった時点で訓練を終え、そのままグローブで残りのご飯を食べさせていました。

給餌と運動を結び付けてきましたが、「飛ばなくなったら、その日はもう食べさせない」という運用ではありません。

ジャンプアップを続けることと、必要な給餌を行うことは分けて考えています。

参考:国際鷹狩り・猛禽類保護協会(IAF):鷹狩りに用いる猛禽類の福祉指針(英語・PDF)

体重と餌、運動量を合わせて見る

ジャンプアップは、体重管理や調教と切り離して行ってきたものではありません。

調教に力を入れていた頃は、給餌前に体重を測り、餌の量と運動量を紙のメモ帳へ記録していました。ジャンプアップも、その日の運動の一部として考えていました。

ただし、反応が悪いからといって、体重を下げればよいとは限りません。数字だけを目標にして、自己判断で餌を減らし続ける方法として受け取らないでください。

体重の測り方や、胸・脚の肉付きの確認については、ハリスホークの体重管理の記事にまとめています。

普段使っている餌や給餌の工夫については、ハリスホークの餌の記事でも紹介しています。

慣れた場所での成功から、少しずつ進める

これまでの訓練では、環境が変わると反応が悪くなることもありました。

そのため、いつもの場所で、いつものことを、いつも通りに繰り返せる状態を確認してから、次の段階へ進むようにしていました。

室内で合図に反応するからといって、初めての屋外でも同じように来るとは限りません。ジャンプアップの成功だけを、フリーフライトへ進める判断材料にはしていません。

屋外の環境に慣らしていった経験は、ハリスホークの散歩・据え回しの記事で紹介しています。

小さな移動から、日々の運動につながった

最初は、餌を見せても鳴くだけでグローブへ来ないことがありました。

そこから、歩いて移れる距離、ひと跳びで届く距離と少しずつ進み、呼子の合図で来るようになりました。今では、給餌に合わせて運動を取り入れる習慣になっています。

大切にしてきたのは、高く飛ばせることや回数を増やすことだけではありません。反応が落ちたら切り上げ、残りの餌を与え、その日の状態に合わせて終えることも含めて、日々の管理だと考えています。

これから始める方は、まずグローブや周囲の環境に慣れるところから、購入先や経験者に相談しながら進めてみてください。

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