ハリスホークを逃した裁判について

猛禽類のマントリング(羽襖)とは?餌を翼で隠すハリスホークの実例

ハリスホークの豆知識
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マントリングとは、猛禽類が翼を広げ、餌や獲物を覆い隠すようにする行動です。日本語では「羽襖(はぶすま)」とも呼ばれます。

私が飼育しているハリスホークも羽襖をします。ただ、いつも同じようにするわけではありません。屋外では近くに誰もいなくても餌を隠しますが、家の中では、今は近づかない限りあまりしなくなりました。

この記事では、マントリングの意味と、私のハリスホークで見てきた場所・状況による違いを紹介します。行動の一般的な説明と、一羽を飼育する中での経験は分けてお読みください。

マントリング(羽襖)は、餌を翼で覆う行動

餌を前にして翼を広げ、その下に隠すような姿がマントリングです。飛ぶために翼を広げる場面とは、姿勢の使い方が異なります。

富士花鳥園の公式ブログでは、獲物をほかの猛禽類に横取りされないよう、翼で覆う行動として紹介されています。タカやハヤブサだけでなく、フクロウでも見られる行動です。

参考:富士花鳥園公式ブログ「翼で覆って何してる?」

「羽襖」という呼び方は、私も飼育の中で使っています。札幌市円山動物園の公式投稿でも、トビが餌を翼で隠す行動を「羽襖(はぶすま)」として紹介しています。

参考:札幌市円山動物園公式・トビの羽襖の紹介

猛禽類の基本的な特徴については、猛禽類とは?読み方・意味・特徴もご覧ください。

私のハリスホークは、屋外と家の中で反応が違う

屋外では、近くに誰もいなくても羽襖をする

私のハリスホークは、人が近づいたときや、ほかの動物がいる場面で羽襖を見せます。それだけでなく、屋外では、近くに誰もいないように見える場面でも餌を翼で隠します。

そのため、「人が近づいたからする行動」とだけ捉えると、私が見ている姿には当てはまらない部分があります。

屋外で何に注意を向け、何を警戒しているのかまでは分かりません。私から見て周囲に何もいなくても、ハリスホークがどう感じているかを断定することはできません。

家では、近づかない限りあまりしなくなった

一方、家の中では反応が変わってきました。今は、こちらから近づかない限り、あまり羽襖をしません。

完全にしなくなったということではなく、近づけば反応する場面はあります。同じ個体でも、場所やこちらとの距離によって違いが見られます。

私が観察した場面 ハリスホークの様子
屋外で餌があるとき 近くに誰もいなくても羽襖をする
家の中で距離を取っているとき 今はあまりしなくなった
人が近づく・ほかの動物がいる場面 羽襖をすることがある

この表は、私の個体での観察をまとめたものです。すべてのハリスホークに共通する反応の一覧ではありません。

空腹時や、餌への欲求によっても違いを感じる

私が空腹だと捉えているときには、羽襖の頻度が高めです。反対に、餌への欲求があまりないと感じるときには、羽襖をしないこともあります。

こうした様子から、周囲の状況だけでなく、そのときの餌への反応も関わっているように感じています。ただし、頻度を測定したり、条件をそろえて比較したりした結果ではありません。

羽襖をするかどうかだけで、空腹の程度や適切な給餌量を判断することはできません。また、反応を変えるために餌を減らしたり、逆に食べさせ続けたりする方法を勧めるものでもありません。

普段与えている餌については、ハリスホークの餌は何を与える?購入・保管・給餌の実例で紹介しています。

私は距離を取り、餌に興味がないように振る舞ってきた

羽襖を見せるとき、私はその場から離れ、餌に興味がないような素振りを続けてきました。餌を取ろうとしているわけではない、というつもりで接していました。

そうして過ごしてきた今は、家では近づかない限り、あまり羽襖をされなくなっています。

私としては、距離を取ってきたことも関係しているのではないかと感じています。ただ、慣れや環境、そのほかの条件を切り分けていないため、この対応だけが理由で減ったとは断定できません。

「何日続ければ直る」「この距離なら安全」といった手順として紹介することはできません。あくまで、私が一羽と過ごしてきた中での経過です。

羽襖を見せたとき、無理に餌へ手を出さない

富士花鳥園の紹介でも、餌を守っている鳥から無理に引き離そうとすると抵抗する様子が説明されています。羽襖を撮影したい、反応を確かめたいという理由で餌に手を伸ばしたり、取り上げようとしたりすることは避けてください。

私のハリスホークでも、獲物を見つけたり興奮したりすると足に強く力が入ります。その体験は、猛禽類の足と爪の役割で詳しく紹介しています。

実際の扱い方に困る場合は、個体や飼育状況を確認できる経験者・購入元に相談してください。この記事だけで、餌からの離し方や取り扱い方を決めないようにしてください。

マントリング・羽襖について、よくある疑問

羽襖をするのは、飼い主を嫌っているから?

その行動だけで、飼い主を嫌っているとは判断できません。餌を守る行動として説明されるもので、私の個体でも、同じ私が相手であっても場所や距離によって反応が違います。

近くに誰もいなくてもする?

私のハリスホークでは、屋外でそのような場面があります。人が近づいたときだけに限った行動ではありませんでした。ただし、鳥が何を手掛かりに反応していたかは分かりません。

翼を広げていたら、すべて羽襖?

翼を広げる姿だけでは判断できません。富士花鳥園の紹介でも、マントリングとは別に日光浴の姿が示されています。餌を覆っているのかなど、その場面と合わせて見ていく必要があります。

羽襖をしなくなれば、完全に慣れたと考えてよい?

私は、羽襖の有無だけで慣れ具合を判断していません。家ではあまりしなくても、屋外ではすることがありますし、餌への欲求によっても違いを感じるためです。

羽襖は、場所やそのときの反応と合わせて見る

私のハリスホークでは、屋外では近くに誰もいなくても羽襖をし、家では近づかない限りあまりしなくなりました。空腹だと感じるときには多く、餌への欲求が低そうなときにはしないこともあります。

同じ一羽でも、毎回同じ反応ではありません。羽襖をする・しないだけで決めつけず、場所や距離、餌への反応も合わせて見ていきたいと思っています。

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