室内でハリスホークを飼うとき、夏の暑さや冬の寒さをどう管理すればよいのか、気になる方もいると思います。
我が家では、ハリスホークが普段過ごしている作業部屋をエアコンで管理しています。扇風機やサーキュレーターも併用し、SwitchBotを使って外出先から温度の確認やエアコンの操作ができるようにしています。
ただし、設定温度を決めれば、それで終わりというわけではありません。実際の室温や日差し、風の当たり方、ハリスホークの様子を合わせて確認しています。
この記事では、我が家の夏・冬の温度管理と、遠隔操作を使っていて感じた便利さや注意点を紹介します。登場する温度は我が家での管理例であり、すべてのハリスホークに共通する推奨温度ではありません。
我が家のエアコン設定と実際の室温
まず、夏と冬の設定温度、普段確認している室温をまとめます。
| 季節 | エアコンの設定温度 | 棚の温度計で確認している室温 |
|---|---|---|
| 夏 | 25〜28℃の範囲で調整 | 25〜26℃程度になることが多い |
| 冬 | 21℃ | 15℃前後になることが多い |
このように、エアコンの設定温度と、温度計で測った室温には違いがあります。設定温度ごとに、必ず表の室温になるという意味でもありません。
特に冬は差がありますが、その原因までは特定していません。部屋の温まり方や測定位置なども関係するため、「21℃に設定したから鳥の周りも21℃になっている」とは考えないようにしています。
また、冬の15℃前後という数字を、安全な下限として紹介しているわけではありません。これから迎える個体については、それまでの飼育環境や健康状態も踏まえ、購入先や鳥を診られる獣医師に相談してください。
夏はエアコンとサーキュレーターを併用する
夏場は、エアコンを25〜28℃の範囲で調整しています。
同じ設定でも、フィルターの汚れ具合などによって暑く感じることがあります。そのため、設定画面の数字だけでなく、温度計の表示と自分の体感、鳥の様子を合わせて見ています。
扇風機やサーキュレーターも使い、風向きや室内の空気の流れを調整しています。
日差しや風が当たる場所も確認する
人が涼しいと感じる場所と、ハリスホークが過ごしている場所の環境が、同じとは限りません。
温度計では問題がなさそうでも、パーチの位置だけ日差しが当たっていたり、エアコンの風が強く当たり続けていたりすることも考えられます。
我が家では、室内でハリスホークに日差しが直接当たらないようにしています。エアコンとサーキュレーターの風向きも調整し、鳥がいる場所の様子を確認しています。
室内の配置や床・壁の養生については、ハリスホークの室内飼育の記事で詳しく紹介しています。
冬はエアコンを21℃に設定している
冬場のエアコン設定は21℃ですが、棚に置いている温度計では15℃前後になっていることが多いです。
夏と同じく、設定温度だけを見ず、実際の室温とハリスホークの様子を確認しています。
棚とパーチ周辺では温度が違う可能性もあります。測定場所の数字が、そのまま鳥の過ごしている場所の温度を示しているとは限らない点にも注意が必要です。
羽の膨らみ方や休み方を見ている
寒い時期には、羽をふっくらさせている様子が見られます。
眠るときに頭を首元へしまう姿も、我が家では寒い時期によく見かける気がします。「顔が冷えるのかな」と思うこともありますが、これは飼い主としての印象です。この寝姿だけで、寒すぎると判断しているわけではありません。
羽を膨らませている場合も、それだけで原因を決めつけることはできません。
起きている時間も膨らんだままで元気がない、食欲が落ちている、呼吸が普段と違うなどの変化があれば、単に寒いだけと考えず、鳥を診られる動物病院へ相談してください。
温度の数字と合わせて、普段の食欲や動き、休み方との違いを見ることも大切だと思っています。
温度計は作業スペースの棚に設置している
温度計は、作業スペースの棚に置いています。風通しがよく、部屋の温度の目安を確認しやすい場所として選びました。
ただし、温度計が測っているのは、あくまでも設置した場所の温度です。ひとつの温度計で、部屋全体の温度差まで分かるわけではありません。
これから設置する場合は、鳥が過ごす場所と温度計の位置で、日差しや風の当たり方、高さなどが大きく違わないかも確認しておくとよいと思います。
SwitchBotで温度の通知と遠隔操作を利用する
我が家ではSwitchBotを使い、温度の通知も設定しています。通信がつながっていれば、外出先からエアコンの設定温度を変更できます。
仕事中などに室内の状態を確認できるのは便利です。部屋に戻ってリモコンを操作しなくても、必要に応じて調整できるようになりました。
自動設定も可能ですが、我が家では細かくオン・オフを繰り返すより、つけたままにしていることが多いです。
ただし、遠隔操作ができるからといって、留守中の問題をすべて解決できるわけではありません。実際に、通信が切れて操作できなくなることもあります。
留守中はエアコンをつけたままにすることが多い
我が家では、留守中も基本的にエアコンをつけたままにすることを意識しています。
自宅のネット回線などが不調になると、外から操作しようとしてもつながらないことがあるためです。
「暑くなったら外からつければいい」という前提だけにせず、出発時点で室内の環境を整えるようにしています。
これは、つけっぱなしなら必ず安全という意味でも、必ず電気代が安くなるという意味でもありません。我が家では、留守中の管理方法としてそうしています。
通信切れと停電では起きることが違う
通信が切れた場合は、遠隔での確認や操作ができなくなることがあります。一方、停電ではエアコン自体が止まってしまいます。
我が家でも停電を経験しましたが、長時間ではなく、電気の復旧後にはネットにもつながったため、対処できました。
ただし、一度対応できたからといって、次も同じように復旧するとは限りません。
ネットにつながるようになったことだけで安心せず、エアコンが実際に運転しているか、室温がどうなっているかまで確認する必要があります。
湿度は水入れの有無だけで判断しない
我が家では水入れを置いていることもあり、これまで加湿を強く意識することはあまりありませんでした。夏場の除湿にはエアコンを利用しています。
ただし、水入れがあれば十分な湿度が保たれる、と確認できているわけではありません。湿度についても、実際の表示を見て考える必要があります。
我が家で加湿をあまり意識してこなかったことと、ハリスホークの飼育で湿度の確認が不要ということは、別の話として捉えてもらえればと思います。
ベランダの日光浴は室内と別に考える
室内をエアコンで管理していても、ベランダに出れば環境は変わります。
我が家では、掃除中の待機や日光浴のためにベランダを使っていますが、長時間そのまま放置する使い方はしていません。
暑いときに口を開けて呼吸する様子を見たこともあります。そうした場合は、霧吹きだけで日光浴を続けず、暑い場所から移して状態を確認することが大切です。
口を開けた呼吸を、いつでも暑さだけが原因と判断することもできません。呼吸が苦しそう、反応が鈍いなどの異常があれば、速やかに動物病院へ相談してください。
普段の水浴びや霧吹きの様子は、ハリスホークの水浴びの記事にまとめています。
トラブル時に人が確認できる準備もしておく
近くに頼れる友人がいるため、旅行の際には、トラブルがあったら様子を確認してもらうようお願いしていました。
普段は長く家を空けることが少ないものの、通信が切れたり、自分がすぐに戻れなかったりするときには、現地で確認してくれる人の存在が重要になります。
これから備えるなら、連絡先に加えて、入室方法、エアコンの操作方法、異常があったときの相談先まで共有しておくと対応しやすくなります。
鳥の扱いに慣れていない人に、無理な移動や保定を頼まないことも大切です。
ポータブル電源でできることにも限りがある
私はキャンプをするため、ポータブル電源も持っています。緊急時に扇風機などを使えるようにする備えのひとつです。
ただし、扇風機を動かせることと、エアコンで室温を下げられることは同じではありません。また、自分が在宅中に接続して使える備えが、そのまま留守中にも自動で働くわけではありません。
停電が長引いた場合には、誰が様子を確認するか、必要ならどこへ移すかも考えておきたいところです。
留守番や預け先についての経験は、ハリスホークの留守番の記事でも紹介しています。
設定温度だけでなく、実際の環境と鳥の様子を見る
我が家では、エアコンを中心に、扇風機・サーキュレーター、温度計、SwitchBotの遠隔操作を組み合わせています。
夏は25〜28℃設定で、棚の温度計では25〜26℃程度。冬は21℃設定で、15℃前後になることが多いというのが、我が家での管理例です。
ただし、この数字だけを、そのまま別の個体や住まいに当てはめることはできません。
日差しや風の当たり方、温度計の位置、機器の状態を確認しながら、食欲や動き、呼吸などの普段との違いにも目を向けています。
遠隔で確認できる仕組みを活用しつつ、通信切れや停電時には人が動けるようにしておく。日々の観察と、困ったときの備えを合わせて考えることが大切だと感じています。

