ハリスホークの飼育用品をそろえるとき、鳥が止まって過ごすパーチも必要になります。
我が家では、現在2種類のボウパーチを持っていて、室内用とベランダでの係留用に分けています。以前は、自作のホコを使っていたこともありました。
ボウパーチを使って感じるのは、しっかりした重量による安定感です。一方で、その重さのために、掃除で動かすときには苦労することもあります。
この記事では、我が家の使用経験をもとに、パーチの使い分け、人工芝の交換、足裏や爪の確認について紹介します。
ボウパーチを選んだきっかけは、周囲の飼育者が使っていたこと
最初にボウパーチを購入したきっかけは、周りの飼育者が使っていたことでした。
自分だけで一から形を考えたというより、身近な人たちの使用例を見て、よく知られていた製品を選びました。
実際に使ってみると、重量感があり、鳥が止まる道具としての安定感が気に入りました。
使っているものには、鳥がパーチの下側へ入り込みにくくするための構造もあります。こうした部分も、事故防止を考えるうえで見ておきたい点です。
ただし、特定の形なら事故が起きないということではありません。パーチと係留具、周囲の配置を合わせて考える必要があります。
飼育用品全体については、ハリスホークの飼育に必要なものにまとめています。
室内用とベランダ用で、2種類を使い分けている
現在は、室内とベランダにそれぞれパーチを用意しています。
室内用は、普段ハリスホークが過ごしている仕事部屋に置いています。ベランダ用は、掃除中の一時的な退避や、日光浴などの際に使っています。
毎回重いパーチを室内からベランダへ運ぶ必要がないため、場所ごとに用意していることは、日々の管理でも助かっています。
ただし、ベランダは常時の飼育場所ではありません。基本は室内で過ごし、屋外へ出す場面に合わせて使い分けています。
部屋の配置や床・壁の養生については、ハリスホークの室内飼育と部屋づくりで紹介しています。
重量による安定感はあるが、掃除で動かすのは大変
我が家のボウパーチは、気軽にひょいと持ち上げられるような軽さではありません。
私には、その重量が安定感につながっていると感じられます。一方で、床を掃除したいときなど、動かす作業は負担になります。
使う前は鳥が止まる部分に目が向きがちですが、使い続けると、掃除のたびにどう動かすかも気になるようになりました。
これから選ぶ場合は、設置したときの安定性と、飼い主が管理できる重さの両方を考えるとよいと思います。
また、重いパーチでも、どのような置き方でも安全とは限りません。床の状態や傾き、周囲の障害物、係留具の動く範囲まで確認してください。
足が触れる部分には人工芝を使っている
鳥が止まる部分には、人工芝を使っています。
我が家のものは結束バンドで固定する形なので、人工芝を外して交換できます。洗っても落ちない汚れが付いたときは、新しいものに張り替えています。
決まった日数で一律に交換するというより、実際の汚れ具合を見て判断しています。
交換できる部分があると、本体を使い続けながら、足が触れる場所を手入れできる点が便利です。
ただし、人工芝ならどれでも同じというわけではありません。素材の硬さや表面の状態、固定方法は、使っているパーチや個体に合わせて確認してください。
張り替えた後も、浮きやずれ、ほつれ、結束バンドの突起など、足や係留具が引っ掛かりそうな部分がないかを見ておきます。
パーチの太さは、実際に止まった足の状態も見て考える
私が見ているポイントの一つは、止まったときに爪が巻き込みすぎないか、ということです。
自分の爪が足裏へ食い込むような状態になっていないかも確認しています。
ただし、「爪が巻き切らない太さなら大丈夫」と、それだけで判断することはできません。
足の大きさ、指や爪の状態、止まる部分の形や素材などによって、足への当たり方は変わります。太くすればするほどよい、というものでもありません。
初めて選ぶときや張り替え後に違和感があるときは、実際に止まっている様子を購入先や経験者に見てもらうと、相談しやすいと思います。
足裏と爪の状態を確認している
パーチだけでなく、鳥の足そのものも確認しています。
私が気にしているのは、足裏に異常がないか、バンブルフットを疑う変化がないか、自分の爪が足裏に刺さりそうになっていないか、といったことです。
バンブルフットは足裏の炎症や感染などを伴う問題で、猛禽類では、止まり面の粗さや足に合わないサイズも関連する要因として挙げられています。
そのため、見た目がきれいなパーチを使っていることだけで、足の健康まで判断しないようにしたいところです。
足裏に赤み、腫れ、傷、かさぶたがある場合や、足をかばう様子が続く場合は、鳥を診療できる獣医師に相談してください。異変があるときは、人工芝を交換するだけで様子を見続けないことも大切です。
以前は、自作のホコを使っていたこともある

ボウパーチ以外に、以前は自分で作ったホコを使っていたこともあります。
今回掲載している屋外の写真は、その頃の使用例です。現在の室内用ボウパーチとは、形や設置環境が異なります。
自作すると、置く場所や使い方に合わせて工夫できる反面、強度や固定方法など、自分で確認しなければならない部分も増えます。
写真はあくまで過去の飼育例であり、そのまま寸法や係留方法を再現するための設計図ではありません。
特に高さのあるものは、飛び出した際の動きや、係留具が引っ掛かった場合の状態まで考える必要があります。作ることと、安全に使い続けられることは分けて考えてください。
パーチと係留具は、組み合わせて確認する
我が家では以前、長いヒモや輪の部分に足が絡んだり、つついているうちに頭が入り込んだりした経験があります。
また、ジェスが片側だけ切れ、片足に負担が偏ってしまったこともありました。
こうした経験から、パーチ本体の安定性だけでなく、ジェスやアンクレット、スイベル、係留用のヒモも合わせて確認しています。
屋外で係留する前には、破損がないか必ず点検しています。屋外での不具合は、鳥を逃してしまうことにもつながるからです。
具体的な長さや取り付け位置は、個体とパーチの構造によって変わります。この記事だけで決めず、実物を見てもらいながら確認してください。
ジェスやアンクレットの革の硬化・ひび割れ・穴の広がりなど、日々の点検で見ている部分や交換用の予備については、ハリスホークのジェス・アンクレットの点検と交換にまとめています。パーチの状態と合わせて、足まわりの道具も確認しておきましょう。
購入前に考えておきたいこと
使ってきた経験から、購入前には次の点を確認しておくとよいと思います。
| 確認する点 | 考えておきたいこと |
|---|---|
| 設置場所 | 室内用か、屋外で一時的に使うものか |
| 安定性 | 置く床や地面に合った構造か |
| 重さ | 掃除や移動の際に扱えるか |
| 止まる部分 | 個体の足に合う形・太さ・素材か |
| 手入れ | 汚れを落としやすく、表面材を交換できるか |
| 係留具との相性 | ヒモなどが絡んだり、引っ掛かったりしないか |
| 周囲の空間 | 鳥が動いたときに壁や家具へ接触しないか |
我が家では、安定感と引き換えに、掃除のときの重さを感じています。実際に使っている人に、良い点だけでなく、管理で困る点も聞いておくと参考になると思います。
パーチは、設置した後の管理まで考えて選ぶ
周囲の飼育者が使っていたことをきっかけに選んだボウパーチですが、使い続ける中で、安定感や清掃のしやすさを見るようになりました。
現在は室内用とベランダ用を分け、足が触れる人工芝は汚れの状態に応じて交換しています。それとあわせて、足裏や爪、係留具の状態も確認しています。
パーチは、買って置いたら終わりの道具ではありません。
鳥がどう止まっているか、掃除や点検を無理なく続けられるかまで含めて、自分の飼育環境に合ったものを選んでほしいと思います。

