猛禽類の鳴き声は、種類によっても、鳴いている場面によっても異なります。私のハリスホークでは、警戒時の「ギャーギャー」と、餌を欲しがるときの「ぴよぴよ」では、聞こえ方が違います。
この記事では、種類別の録音を確認できる資料と、私が飼育中に聞いている声の違いを紹介します。擬音は私の耳で聞いた表現で、声の意味を一対一で判定するための分類ではありません。
住宅でどれくらい響くか、飼育前に何を確認すべきかは、ハリスホークはうるさい?鳴き声と飼育中の対策で詳しく扱っています。
猛禽類の鳴き声を聞ける資料
声を知るには、文字で書かれた擬音だけでなく、録音を聞いてみるのが分かりやすいと思います。次のページでは、それぞれの鳥の音声や解説を確認できます。
| 種類 | 音声・解説の掲載先 | 確認するときのポイント |
|---|---|---|
| ハリスホーク | Cornell Lab・Harris’s Hawk Sounds | 野外の録音と、鳴く場面の説明を確認する |
| トビ | サントリー「日本の鳥百科」トビ | 写真や解説と合わせて声を聞く |
| アメリカメンフクロウ | Cornell Lab・American Barn Owl Sounds | フクロウの声にも違いがあることを知る |
ここでは代表的な資料への入口をまとめています。すべての猛禽類を網羅した鳴き声一覧ではありません。種類を調べたい場合は、猛禽類の種類一覧も参考にしてください。
ハリスホークの野外の声と、飼育中の声
コーネル大学鳥類学研究室の解説では、ハリスホークが縄張りや獲物のある場所で、侵入者が近くにいるときに発する、ざらついた響きの声が紹介されています。
ただし、その録音が私の個体の餌鳴きまで代表するわけではありません。野外の声の資料と、家庭で暮らす一羽の反応は、場面を分けて見ていく必要があります。
フクロウも、すべて同じ声ではない
コーネル大学のアメリカメンフクロウのページでは、いわゆるフクロウの「ホーホー」という印象とは違う、長く鋭い声が説明されています。
「タカならこの声」「フクロウならこの声」とひとまとめにせず、種類ごとの録音を聞くと違いが分かりやすくなります。
私のハリスホークでは、警戒時と餌を欲しがるときで声が違う
警戒時は「ギャーギャー」と聞こえる
警戒したり、威嚇したりしていると感じる場面では、私には「ギャーギャー」と聞こえます。
一緒に暮らしていると、その声と周囲の状況から「何かを気にしていそうだ」と感じることがあります。ただし、擬音だけで鳥の状態を断定することはできません。姿勢や、何が近くにいるかなども合わせて見ています。
餌を欲しがるときは「ぴよぴよ」と鳴くことがある
餌を欲しがっているときには、「ぴよぴよ」と鳴くことがあります。警戒時とは違う声で、私には餌を求めているように聞こえます。
例えば、キッチンで餌の準備をしていると、物音に反応して鳴いたり、こちらに飛んでこようとしたりします。この反応は、ハリスホークの学習・記憶を感じた飼育体験でも紹介しています。
「ぴよぴよ」という表現から、必ず小さな音だと考えないでください。ここでは声の聞こえ方を表しており、音量を測定したものではありません。
外出前や、私が寝室へ移動したときにも鳴く
餌の場面だけでなく、外出前や、私が寝室に行ったときに鳴くこともあります。
その様子は私の動きに反応しているように見えますが、「一緒に出かけたい」「寂しい」といった気持ちまで確認できたわけではありません。まず観察として言えるのは、そうしたタイミングで声を出すことがある、ということです。
| 飼育中の場面 | 私が確認していること |
|---|---|
| 警戒・威嚇していると感じる場面 | 「ギャーギャー」と聞こえる声 |
| 餌を欲しがる場面 | 「ぴよぴよ」と鳴くことがある |
| 外出前 | 鳴くことがある。声の意味までは断定していない |
| 私が寝室へ行ったとき | 鳴くことがある |
| 飛んでいるとき | 私は鳴いているところを確認したことがない |
飛行中の声を私が確認していないことは、「ハリスホークは飛びながら鳴かない」という証明ではありません。
人がいると分かると、鳴き続けていた時期もある
最近は、静かにしていることが多くなりました。一方で、以前には、人がいると分かるとずっと鳴いていた時期がありました。
私の印象では、昔も今も、人がいないと分かれば鳴いていないように見えます。ただし、不在中の様子を継続的に録音して確かめたものではないため、「留守中は絶対に鳴かない」とは言えません。
また、私が寝室へ移った直後に鳴くことと、落ち着いたあとの不在時の様子は、同じ条件とは限りません。どのくらいで静かになるのか、何を手掛かりに人の存在を判断しているのかは、今回の経験だけでは分かりません。
最近静かだからといって、今後も必ず同じとは考えていません。鳴く頻度や生活上の影響については、既存の鳴き声・対策の記事で紹介しています。
声を聞き比べるときは、音だけで決めつけない
擬音より、録音された場面も確認する
同じ声でも、文字にすると人によって表現が変わります。「ピー」「ギャー」といった音だけで種類や意味を決めず、録音の説明や、見えている鳥の姿も確認してください。
野外で姿が見えたときの手掛かりは、猛禽類の見分け方|尾・翼・飛び方の観察にまとめています。
野鳥へ聞かせるために、録音を再生しない
サントリー「日本の鳥百科」では、野鳥が仲間の声と間違えるおそれがあるため、屋外での音声再生を控え、音量を抑えるかイヤホンで聞くよう案内しています。
飼育している鳥にも、反応を撮るためにわざと警戒させたり、餌を待たせ続けたりすることは勧めません。
猛禽類の鳴き声について、よくある疑問
「ぴよぴよ」なら幼鳥の声?
少なくとも私の飼育個体では、餌を欲しがるときの声をそう表現しています。擬音だけで年齢を判断することはできません。
鳴き声だけで、気持ちが分かる?
日常の経験から見当がつく場面はありますが、声だけで気持ちを確定することはできません。鳴く直前に何があったか、姿勢や周囲の状況も合わせて見ています。
録音を聞けば、自宅での音量も分かる?
録音機器や再生音量によって聞こえ方が変わるため、実際に室内でどれくらい響くかは分かりません。録音は声質の参考にし、飼育を検討する場合は実際の個体と住環境を確認してください。
声の違いには、暮らしの中で気づくこともある
警戒時の「ギャーギャー」と、餌を欲しがるときの「ぴよぴよ」。外出前や、私が寝室へ行ったときの声。同じハリスホークでも、場面によって鳴き方や反応が違います。
公式の録音で種類ごとの声を知り、飼育中はその個体の普段の反応を見る。どちらも、猛禽類の声を理解する手掛かりになります。

